胃カメラ・胃内視鏡

専門医・指導医による内視鏡内科の診療

当クリニックの内視鏡内科では、胃カメラと大腸カメラによる内視鏡検査と治療を行っています。当クリニックの院長は、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医であり、経験が豊富で深い知識に裏打ちされた技術で痛みや苦しさのない無痛の内視鏡検査を提供しています。こうした検査で食道・胃・十二指腸、大腸の病気や状態を正確に診断し、がんの早期発見にも努めています。
なお、内視鏡検査は予約制であり、お忙しい方のために毎月1回、日曜日にも検査を行っています。

当クリニックの胃カメラ検査が選ばれる7つの理由

1経験・知識・技術により、苦しくない検査を提供

日本消化器内視鏡学会専門医・指導医による確かな技術と豊富な経験、そして最新機器と少量の鎮静剤を組み合わせた、苦しくない無痛の内視鏡検査を提供しています。 また、内視鏡検査が苦手な方、不安がある方がより安心して検査を受けられるよう、胃カメラでは最新の経鼻内視鏡と経口内視鏡を導入し、患者様の病状や体質などに合わせてお選びいただけるようにしています。

2楽に検査を受けられて、より精度の高い最新の内視鏡検査機器導入

最新の内視鏡検査機器導当クリニックに導入しているオリンパス社製の最新鋭内視鏡システムおよび内視鏡スコープは、がんセンターや大学病院で使用されている機器と同等の高精度なものです。 精度が高いので見落としにくくなるだけでなく、検査時間が短縮できますし、極細のチューブはよくしなるため曲げた際に余計な圧迫を加えず、従来に比べてより楽な検査を実現しています。

3ハイビジョンモニターで精度の高い検査と治療を可能に

ハイビジョンモニターは細部を詳細に映してくれるので、画面が大きければそれだけ病変を見つけやすくなります。当クリニックでは、内視鏡専用モニターとして現在最大サイズのハイビジョンモニターを導入して精度の高い検査を実現しています。 このモニターは、どの角度・位置にも移動できるよう天井に専用アームで取り付けてありますので、スムーズな検査を可能にしています。

4狭帯域光観察(NBI)搭載でより精度の高い検査を実現

最新の内視鏡検査機器導通常観察もハイビジョン画質ですし、それに加えて「狭帯域光観察(NBI)」が搭載されており、粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様を強調表示できます。これにより、通常では見つける事が困難な小さい病変でも見落とすことなく診断することが可能になっています。 また、拡大内視鏡は病変を100倍まで拡大する事ができるため、病変があった場合にも良性か悪性(がん)かということを瞬時に見分けることが可能です。

5胃と大腸の内視鏡検査を、1日で受けることができます

当クリニックでは、胃カメラと大腸カメラの検査を1日で両方受けることができます。そのため、日を改めて来院する必要がなく、お忙しい方でも両方の検査を受けやすくなっています。 両検査は、一般的に約20~30分の所要時間です。所見の内容によって多少左右されまずが、両方の検査を受けたとしても余裕を持って日帰りで対応できるため、時間の節約になります。

6土曜日と、月に1回の日曜日にも検査を行っています

休診日の水曜日以外、全ての平日と土曜日に検査を行っています。また、月に1回は日曜日にも検査を行っています。お忙しくて平日にはなかなか時間がないという方でも、気軽に内視鏡検査を受けていただけます。 緊急時は別ですが、通常の内視鏡検査は予約制です。診療後にご予約を取っていただく他、お電話で問い合わせいただくか、直接来院いただいてのご予約も可能です。

7高精度な画像を使った、わかりやすい説明

内視鏡検査後のご説明では、検査中に撮影した高精度のハイビジョン画像をご覧いただきながら、現在の状態についてわかりやすくお伝えしています。 多くの画像を撮影するのですが、専用の画像ファイリングシステムを使って画像が整理されているため、1枚ずつ表示して丁寧にご説明しています。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)について

上部消化管とは、食道、胃・十二指腸を指す言葉で、胃カメラはこの上部消化管の疾病の診断に欠かせない検査機器です。 具体的には、食道がん、胃がん、十二指腸がんなどの悪性腫瘍から、逆流性食道炎、急性・慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃・十二指腸ポリープ、ピロリ菌感染症といった良性疾患まで幅広い上部消化管疾病に有効です。 胃カメラは、直径5mm程度のよくしなるチューブの先に小型カメラを組み込んだものです。撮影した画像はテレビモニターに映し出され、食道、胃、および十二指腸の一部を観察します。 リアルタイムの観察のほか、画像は磁気ディスクや光ディスクに記録され、検査後すぐにその画像をご覧いただきながらくわしい説明を受けることができます。

検査精度が高く、正確な診断に欠かせない胃カメラ検査

日本で年間10万人以上がかかっている胃がんは、部位別のがんでも第1位になっています。胃がんは早期発見、治療を行うことで日常生活にほとんど影響なく治すことも可能になってきています。 一般的に行われている採血検査は胃がんに間接的にしか関係していませんし、腫瘍マーカー値(CEA,CA19-9)は相当進行したがんでないと異常値になりません。そして、バリウム検査は小さな病変や平坦な病変は発見が難しく、検査精度に限界があります。 胃カメラは、直に胃の粘膜を観察する検査方法ですので、とても小さな病変も発見可能です。そして、生検という組織検査もできるので、診断も正確に行えるのです。 さらに、胃がんになりやすいとされている慢性胃炎の有無から発がんリスクの判定も可能になっています。

経鼻内視鏡検査

経鼻内視鏡検査従来の胃カメラは口からチューブを挿入していましたが、経鼻内視鏡検査は超極細のチューブを鼻から挿入します。口から挿入する検査に比べ、経鼻内視鏡検査は苦痛が大幅に抑えられることがその大きな特徴となっています。 そのため、両方の検査を経験した方を対象にしたアンケートでは、90%以上が次回は経鼻内視鏡検査を受けたいと回答しています。では、その理由はどこにあるのでしょうか。 とされている慢性胃炎の有無から発がんリスクの判定も可能になっています。

経鼻内視鏡検査が苦しくない理由

舌の奥には、触れると反射的に嘔吐する「咽頭反射」が起こる場所があります。日常でも、歯みがきで歯ブラシを奥に入れ過ぎたり、風邪の診療で喉を観察される際にヘラのようなもので舌の奥を押さえられて「オエッ」となることがありますが、これが咽頭反射です。 従来の口から挿入する胃カメラの場合、咽頭反射が起こる場所にチューブが当たるためにとても苦しかったのですが、経鼻内視鏡検査では咽頭反射が起こる場所にチューブが当たることはありません。そのため、経鼻内視鏡検査は苦しくなく、楽に受けられるのです。

経鼻内視鏡検査のメリット

口からの検査では会話ができませんが、経鼻内視鏡検査は口がふさがれていないため、検査中も会話が可能です。医師との意思疎通が簡単にできるため、安全性も高まります。 また、局所麻酔を行う範囲に関しても、鼻腔内に少量を施すだけとなっています。口からの検査では、検査後2時間は飲食ができなかったのですが、鼻からの検査の場合、麻酔が少量で施す範囲も狭いので、検査後1時間程度で飲食が可能です。

楽な経鼻検査のための病院選び

メリットの多い経鼻検査ですが、習熟してない医療機関で受けてしまうと、そのメリットが生かされない場合もあります。 鼻はこれまで消化器内視鏡医の診療範囲外だった器官です。そのため、鼻について詳細な知識を得た上で、カメラ挿入に関する高度なテクニックを磨く必要があります。また、鼻の麻酔に関しても、経験の積み重ねがないと患者様それぞれに合わせることができません。そのため、経鼻内視鏡検査に関しては、鼻からの検査件数が多いことをしっかり確かめたうえで病院選びをする必要があります。 経鼻内視鏡検査を行っている病院の中には、鼻が狭いなど、いろいろな理由をつけて従来の検査を勧めるケースがあるようです。 経験が豊富な医師であれば、鼻が狭いといった理由で経鼻内視鏡検査ができないと判断するのは1000人に1人程度の頻度です。経鼻内視鏡検査に関してデメリットを強調する場合、そうした病院は検査経験が少なく、知識や技術が未熟である可能性があります。

眠っている間に行う、麻酔を用いた内視鏡検査

麻酔を用いた内視鏡検査少量の麻酔薬を注射して、眠っている間、またはぼーっとしている間に内視鏡検査を行うことも可能です。「オエッ」とくる咽頭反射が強い方、胃カメラ検査に不安がある方におすすめしています。 年齢、体重、安定剤服用歴、前回麻酔の投与量などにより麻酔方法を決定しますが、中にはこの治療法を行えない場合もあります。 検査終了後は麻酔が覚めるまでベッドで休んでいただくため、所要時間はやや長くなります。 無麻酔の経鼻内視鏡検査よりより苦しくない検査ですが、麻酔薬(鎮静剤)による副作用の可能性があります。また、検査後は車の運転ができないため、迎えに来ていただくか、公共交通機関を使ったご帰宅となります。

NBI併用でより高精度な検査が可能

内視鏡検査の際に、特殊な光を使って通常の検査ではわからない病変を見つける機材が「NBI」です。当クリニックの内視鏡にはこのNBIが組み込まれており、スイッチで切りかえることができます。 早期がんは、粘膜表面の毛細血管が増えたり、拡張するといった毛細血管の変化がまず表れます。NBIはこうした変化を強調して画像に表示してくれます。NBIの登場前には、色素をまいて病変をはっきりさせていたのですが、胸やけといった刺激症状が出るなど、苦しい検査でした。NBIは光を変えるだけですので、患者様への余計なご負担は一切ありません。 初期症状で『がん』を発見できたら、すぐに早期治療で対処可能です。内視鏡検査を受けるなら、NBIが導入されている病院を選びましょう。

胃カメラ検査の流れと注意点

検査前日と当日の注意点

検査の前日

夕食はなるべく早く済ませます。 アルコールは控えましょう。 午後9時以降は飲食、服薬など一切禁止です。 うがいは構わないので、口が乾いたらうがいをしてください。

検査当日

禁煙です。煙草を吸うと胃液が多くなって検査や診断に時間がかかり、精度の高い検査ができなくなる可能性があります。 検査終了後、口からの検査では2時間、鼻からの検査では1時間、飲食禁止です。

検査の手順

1特に着替えの必要はなく、上着を脱いで、ネクタイやベルトをゆるめていただく程度で大丈夫です。更衣室がありますので、そちらを利用してください
2咽頭麻酔を行います。経鼻内視鏡検査時は、鼻腔への局部麻酔も行います。
3検査開始です。まず左側を下にしてベッドに横になります。麻酔下での内視鏡検査の場合には、ここで鎮静剤の注射を行います。

楽に内視鏡検査を受けるために

肩の力を抜いて、呼吸を意識的にゆっくり行います。動くと違和感や痛みが出ることがありますので、リラックスした姿勢のまま動かないようにしましょう。 検査中、炎症の程度や悪性度をみるために胃などの粘膜からとても小さい組織片をつまみ出す生検を行うこともあります。痛みや不快感はありませんので、ご安心ください。

検査後のご注意

咽頭麻酔や鼻腔麻酔が切れるまで、検査終了後1~2時間は飲食を控えます。 検査の際、胃に空気を入れて膨らませて細部を観察するため、検査後はおなかの張りがあります。炭酸ガスを使っているので普通の空気よりかなり早く張りが解消します。 胃カメラ検査は食道、胃、十二指腸内部を肉眼で観察するほか、潰瘍やがんの治療などにも用いられています。消化器領域では診断と治療双方の有力な手段ですので、有効に利用して上部消化管疾患の早期発見・治療に役立てましょう。

こんな症状があったら胃カメラ検査をお勧めします

  • おなかの上の方が痛い
  • 胃に不快感がある
  • 胸焼けすることが多い
  • 喉や胸がつかえる感じがする
  • 吐き気、嘔吐がよくある
  • 便が黒い
  • 貧血だと言われた
  • 最近になって急激に体重が減少している
  • バリウム検査で異常があると言われた
  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある
  • 肝硬変という診断を受けた
  • 食道がん、胃がんの治療経験がある

胃カメラ検査が有効な消化器系疾患

  • 逆流性食道炎
  • 食道がん
  • 急性胃炎
  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍
  • 胃ポリープ
  • 胃がん
  • 十二指腸潰瘍
  • 十二指腸ポリープ
  • 十二指腸がん
  • ピロリ菌感染症 など

検査費用

1割負担 3割負担
胃カメラ(胃内視鏡) 約1,500円 約5,000円

※何か病変があり組織検査施行した場合は上記金額プラス組織1部位につき
約4,000円~11,000円(3割負担の方)かかります。

TEL:029-858-005524時間WEB予約
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